ビルメン4点セットの1つ、第3種冷凍機械責任者(通称:3冷)について、「勉強方法はどうすればいい?」「勉強時間はどのくらいかかる?」「オススメのテキスト・参考書は?」などの疑問があるかと思います。
こちらの記事では、そういった方の疑問にお応えしようと思います。
また、併せて試験の合格点や合格率、難易度等についても解説します。
3冷は年1回しか試験がないので、こちらの記事を参考に万全の準備で取り組んでいただけたら嬉しいです。
私は実際に2か月60時間ほどの勉強で第3種冷凍機械責任者を取得しているので、この記事の信頼性は高いと思います。
Contents
第3種冷凍機械責任者の勉強方法、オススメテキスト・参考書は?

第3種冷凍機械責任者の勉強方法、オススメテキスト・参考書は?
第3種冷凍機械責任者はビルメン4点セットの中でもやや難しい資格ですが、独学で合格できます。
他のビルメン4点セットの資格と違い、過去問をひたすら解くだけでは合格は難しいので、テキストと過去問題集の両方を買うことをオススメします。
私が実際に使ったテキストはこちら
3冷合格に必須なのは「冷凍サイクル」の理解です。
冷蔵庫やクーラーは物を冷やしますよね?それがどのように行われているのかを説明する仕組みが冷凍サイクルです。
こちらのテキストは写真やイラストでの解説があり、一番冷凍サイクルを理解しやすいテキストだと感じました。
ただし、このテキストは分量もなかなか多いため、じっくり読み解くというよりは何周も読んで、徐々に理解していく勉強方法をおすすめします。
次に過去問題集のおすすめはこちら
この過去問題集を選べば間違いないです。
過去8年間の過去問題が収録されていて、ほとんどの受験者が勝っているといわれています。
解説も丁寧なので、ある程度ベースの知識がある方は、こちらの過去問題集だけでも合格できるかと思います。
オススメのテキストを2つ紹介させていただきました。
基本的にテキスト読んであらかた理解する→過去問題を解いてみる→間違った部分の解説を見る→それでもわからなければテキストを再度見る
といった勉強方法をひたすら回すのが、合格できる勉強方法です。
勉強時間・合格基準
私の勉強時間は冒頭で説明したとおり、2か月60時間ほどです。
最初の1か月間はテキストを隙間時間に読んで、3周しました。
最後の1か月間は過去問やって解説読んでの繰り返し、といった感じで8割ほど取って合格しました。
熱・流体・機械、このあたりの知識が全くない方は3か月前からの勉強をおすすめします。
目安としては過去問で8割安定的にとれれば十分です。
なぜ第3種冷凍機械責任者は過去問丸暗記ではダメか?
ビルメン4点セットの他の資格は、割と過去問だけで取れたりもする資格なのですが、3冷は違います。
3冷で過去問と同じ問題はほとんどなく若干ひねって出題されます。
また、他の資格と大きく違う点は出題形式です。下記の例題をごらんください。
問1 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍の原理について正しいものはどれか。
イ.圧縮機で圧縮された冷媒ガスを冷却して、液化させる装置が蒸発器である。したがって、冷媒に対して、熱が出入りしやすいような熱交換器を用いること、すなわち、小さい温度差でも容易に熱が出入りできるようにすることが必要である。
ロ.冷凍装置内の冷媒圧力は、一般にブルドン管圧力計で計測する。圧力計のブルドン管は、管内圧力と管外大気圧との圧力差によって変形するので、指示される圧力は測定しようとする冷媒圧力と大気圧との圧力差で、この指示圧力を絶対圧力と呼ぶ。
ハ.物質が液体から蒸気に、または蒸気から液体に状態変化する場合に必要とする出入りの熱を、潜熱と呼ぶ。
ニ.圧縮機吸込み蒸気の比体積は、吸込み蒸気の圧力と温度を測って、それらの値から冷媒のp-h線図や熱力学性質表により求められる。比体積の単位は(m^3/kg)であり、比体積が大きくなると冷媒蒸気の密度は小さくなる。
(1)イ、ロ (2)イ、ニ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)ハ、二
(平成23年度「保安技術」)
どうですか?正解を1つ選べではなく。すべての選択肢を理解していないと選べないような選択肢ですよね。笑
なかなかに厳しい出題形式です。
だからこそ、過去問丸暗記ではなくテキストを読み込んで理解するのが大事なのです。
3冷はしっかり理解しなければならないことが、伝わりましたでしょうか?
次は、学習に役立つサイトをご紹介します。
第3種冷凍機械責任者の試験学習に役立つサイト
3冷の勉強に役立つサイトそれは「EchoLand-plus」です。
とにかく情報量が多いです!そしてスマホで見られるので電車移動や空いた時間にポチポチ過去問題に取り組めます。
上記のテキストの勉強方法にこちらのサイトも取り入れるのが、最適な勉強方法です。
第3種冷凍機械責任者の試験概要

受験の流れ
他の試験同様。書面かインターネット申請か選べます。
※書面の場合の申込書配布場所はこちら
受験申込
↓
筆記試験受験票の送付
↓
筆記試験
↓
合格発表
↓
免状交付申請
といった流れ。
試験時期
年1回のみです。
申込期間:8月中旬~9月上旬
筆記試験:11月上旬
費用
費用は16,000円強です。
<内訳>
・受験手数料 7,900円
・テキスト代 約2,500円
・過去問題集代 約2,000円
・免状申請手数料 3,400円
・簡易書留代 400円
難易度

近年は40%ほどで推移してますね。ほかのビルメン4点セットは60%ほどなので、やはり難しい部類です。
とは言ってもしっかり勉強すれば取れる資格ではあります。
まとめ
第3種冷凍機械責任者は他のビルメン4点セットと比較すると難しいですが、勉強すれば独学で十分合格できる資格です。
オススメのテキストはこちら
オススメの過去問題集はこちら
両方買われることをオススメします!!
ばっちり対策して絶対合格しましょう!
当ブログではビルメンテナンスへの転職と副業を勧めています。
ビルメンテナンスになぜ転職するべきか?はこちらの記事をご覧ください。
会社以外での収入に興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
コメント