危険物乙4について、どんな資格で、どんな仕事で使えるのか、といった疑問をお持ちではないですか?
こちらの記事では、そういった方の疑問にお応えしようと思います。
私はビルメンテナンス業界で8年仕事している経験があり、危険物乙4も持っているので、この記事の信頼性は高いと思います。
Contents
危険物乙4とは?どんな資格?

危険物乙4とは?どんな資格?
危険物乙4の正式名称は、危険物取扱者乙種第4類です。
危険物取扱者ってあまりなじみがないかと思いますが、その名のとおり「危険物」を取り扱うのに必要な国家資格を言います。また、危険物とは「火災の危険性の高い物質」と消防法で定められています。
危険物取扱者にはいくつか種類があるのですが、その中でも乙種第4類では、引火性液体(ガソリン、軽油等)を取り扱える資格となります。
簡単にまとめると危険物乙4とは、正式名称「危険物取扱者乙種第4類」で、引火性液体の扱える国家資格ということです。
次に危険物取扱者のほかの資格についても解説したいと思います。
他の危険物取扱者の資格には何があるの?
危険物取扱者の資格には大きく分けて3つの種類があり、甲種・乙種・丙種と分かれています。
それぞれの説明は以下のとおり。
危険物取扱者甲種:全ての種類の危険物について、取扱いができる資格。
危険物取扱者乙種:第1類~第6類のうち、免状を取得した類の危険物のみ、取り扱える資格。
危険物取扱者丙種:第4類の危険物のうち一部のみ取り扱える資格(ガソリン・灯油等々・・)
危険物乙種第1類~第6類の詳細
上記のとおり、危険物は第1類~第6類まで分類されています。
それぞれの詳細は以下のとおり。
乙種第1類(酸化性固体):それ自体は燃焼しないが、可燃物を酸化して激しい燃焼や爆発を引き起こす固体(例.塩素酸ソーダ)
乙種第2類(可燃性固体):着火・引火しやすい固体(例.硫黄)
乙種第3類(自然発火性物質及び禁水性物質):空気や水と接触して、発火したり可燃性ガスを出したりする物質(例.カリウム)
乙種第4類(引火性液体):引火しやすい液体の総称(例.ガソリン)
乙種第5類(自己反応性物質):加熱や衝撃で、分子内に含まれる酸素が助燃剤となることで激しく燃えたり爆発したりする物質(例.有機過酸化物)
乙種第6類(酸化性液体):それ自体は燃焼しないが、可燃物を酸化して激しい燃焼や爆発を引き起こす液体(例.過酸化水素)
これらの中でも、身近な危険物を扱い多くの職場で利用される乙種4類は一番人気の
資格です。
試験の難易度は?
試験の対策・難易度については、こちらの記事をどうぞ。
危険物乙種4類は国家資格の中でもかなり簡単な部類です。
東京であればほぼ毎週のように試験が行われていますし、思い立ったらすぐ取れる資格。
ぜひチャレンジしてみてください。
危険物乙4の仕事とは?

危険物乙4の仕事とは?
危険物乙4をとると、様々な職場の就職に有利に働きます。
簡単にご紹介したいと思います。
ガソリンスタンド:乙4をもっているとアルバイトの時給があがったりします。また、当然ながら引火性液体の知識が役に立つ職場です。
タンクローリーの運転手:危険物を移送する際には危険物取扱物の同乗が必要となります。
石油メーカー:多量の引火性液体を扱うため、危険物乙4が必須です。
ビルメンテナンス:大型ビルの場合、非常用発電機の燃料に引火性液体が使われており、そういった際に危険物乙4の資格が必要となってきます。
ざっと紹介しましたが、危険物乙4は取得の簡単さに対して、有利に働く職業が多いので、かなりコスパの良い資格です。
危険物乙4の求人
転職サイトのDODAで「危険物取扱者」で検索すると300件以上ヒットします。(2020年2月現在)
やはり、危険物取扱者の需要は高いようです。(乙種第4類に限定すると40件ほどとなります)
まずは、乙種4類から取得し、その後他の類の資格を取っていくのが王道な流れです。
ぜひともこの機会にチャレンジを!
まとめ
今回は危険物乙4とはどんな資格なのか?どんな仕事があるのか?について、説明しました。
危険物乙4とは、ガソリンなどの引火性液体を取り扱える国家資格で、仕事はガソリンスタンドから石油メーカー等多岐にわたります。
この機会にぜひとも資格試験にチャレンジしてみてくださいね!
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